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世界初!?

皆様大変ご無沙汰しております。

撮影部の塩島です。今年も早いものでもう年末…皆様忙しく過ごされていると思います。


さて、最近の私は何をしていたかと言いますと…



少し前、私はとある世界初(おそらく)の映像を撮影しに日本の某南の島の洞窟にいました。


カメラを水没させないか不安でいっぱいのワタクシ
カメラを水没させないか不安でいっぱいのワタクシ

いろんな撮影を経験してきたワタクシでも洞窟は人生初。

いろんな不安を胸に打ち合わせに行きました。


その時ディレクターからもらったロケ情報は、だいたいこんな感じです。

  • とにかく暗い

  • 洞窟なので臭い(コウモリのフンの香り)

  • 水に濡れる

  • しかも暑い

  • 誰も撮ったことがないのでどう撮ればいいのかわからない(生態も結構謎)

……ポジティブな情報が、ひとつもない。


普通なら「それ、誰が行くんですか?」となるところですが、映像カメラマンという職業は不思議なもので、この手の情報が揃えば揃うほど、逆に現場に行きたくなってしまいます。(僕だけかもしれませんが…笑)


洞窟といっても観光用に整備された場所ではなく、ライトも足場も最小限。ヘルメットとライト、ハーネスを装備して、ほぼ探検です。


華麗なロープワークで洞窟に入っていくワタクシ
華麗なロープワークで洞窟に入っていくワタクシ



洞窟に入った瞬間、まず「暗い」。想像していた暗さの、さらに2段階くらい暗い。もうライトを消すと目の前に自分の手をかざしても全く見えません。


次に「暑い」。空気がまったく動かない。


最後に…正直に言うと、「臭い」も、まあ、情報通りでした。(ですがだんだん慣れて最後の方は意外といけました)


そんな過酷な環境の中で狙うのは、洞窟内でしか見られない“光るコウモリ”


ライトを消し、紫外線ライトを当てた瞬間! 暗闇の奥からふわっと浮かび上がる淡い光。羽ばたくたびに、一瞬だけ現れては消えるその姿は、事前に聞いていたネガティブ情報を全部忘れさせるほど、幻想的でした。


ただし、撮影は簡単ではありません。暗い、動く、予測できない。

「暗すぎてうつらない!」「ライト当てるだけで逃げんなよ!」「飛ぶの早すぎだろ!」

そんなやり取りを、心の中で何度も繰り返しながら、汗だくでカメラを回し続けました。


今回は機材選定で大変苦労しました。相談に乗ってくれた諸先輩方に感謝です。
今回は機材選定で大変苦労しました。相談に乗ってくれた諸先輩方に感謝です。


ロケが終わる頃には、体は濡れて、服は重くて、お腹もペコペコ。

でも、モニターに映った映像を見た瞬間、「本当にこれは行ってよかったな」と思えるカットが、確かにそこにありました。


この洞窟ロケの様子は、


大発見!八重山諸島に光るコウモリがいた


NHKBSP4K 2025年12月29日(月)18時31分~19時30分


NHKBS 2026年1月12日(月・祝)8時00分~8時59分


の日程で放送予定になります。


暗くて、暑くて、ちょっと臭くて、でも美しい。そんな現場の空気感も含めて、映像でぜひ見ていただけたら嬉しいです。

ネガティブな条件が揃った先にしかない景色がある。今回のロケは、そんなことを改めて実感した撮影でした。


それでは皆様良いお年を! 来年もインフをよろしくお願いいたします。



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