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「島留学」という制度

こんにちは、音声の田中です。

わたしは過去の記事で、はじめての海外ロケやロケ音声を目指したきっかけなどについてお話しました。



なので今回は、はじめて一人で音声を担当した時のことについてお話しします!


担当させて頂いた番組は、タイトルにもある「島留学」という制度を使って高校入学を決意した3人の中学生を取材する内容です。


このロケをする前は、先輩音声の助手やシンプルかつ 1日のみの音声業務をしていました。

それが初めて、先輩音声の居ない出張で、約2週間ほど、本土の中学生宅や受験先である東京の神津島を行ったり来たりしながらのロケです。


こんなにも長い間 ひとつの番組と向き合うのは初めてで、、、

それでも当時の担当カメラマンとディレクターが、「田中がド新人」と分かった上で参戦を了承してくれたそうです。

ありがたいです。


はじめての一人音声。


その番組 そしてロケスケジュールに対して、何を用意して どうシステムを組むかを自分で決める、そんなところから不慣れだったのを覚えてます。

何に注意が必要か、会社にいる あらゆる先輩に質問を繰り返し、とことん付き合って頂きました。



初めての「島」ロケ!


その初めては 音声業務だけではなく、

行きは 初めての 船内泊!

帰りは 初めての セスナ!


船内泊では、翌朝 日の出を撮影すると決まっていたので、

早朝 一般の方を起こしてしまわないよう バイブレーションでアラームをかけるのに、

「起きれなかったらどうしよう…」

と怯えていたのも しっかり覚えてます笑


セスナ機は普段乗る旅客機とは違った地上との距離感にビックリ!

カメラマンが窓際を譲ってくれ、外をずーっと眺めて写真を撮っていました笑



そして初めての「密着」ロケ!


決まった時間を頂いてインタビューするのとは違い、

被写体である学生達の生活に少しの間 お邪魔させて頂きます。


自宅での勉強や親御さんとの様子、高校見学、そして受験会場への お見送りもして。

その間、学校や家族や将来についてなど、学生3人のさまざまな想いを聞かせてもらいました。


3人の中には 女子学生が1人居て、島ロケの間 民宿で同じ部屋で寝泊まりもしました。

布団でゴロゴロしながら 大笑いでお喋りしたのはいい思い出です。


ロケ業務だけではない、学生達との関係性を築き、可能な限りリラックスできる環境が作れるよう努力と配慮が必要だと学びました。


その女子学生の方とは 取材が終わった後や放送が終わった後も連絡を取り合い、島のPR活動やバイトして、積極的に島の人たちとの交流をしていると 教えてくれました。


親元を離れ、地元も離れて、高校生活を暮らすのは不安でいっぱいだったと思います。

それでも彼女達が 島生活を思いきり楽しめていることは、なによりも嬉しい情報でした。



学生達に出会ったのは2017年の冬ごろ。


2022年の現在は、今度はどこの土地で、何をして、何を目指しているのか、とても気になります。


またいつかお会いできる日があれば嬉しいなーと思いつつ、

島留学という挑戦の選択をした彼らに 負けないように、私も日々頑張ります!


音声部 田中

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